着替えはどうする⁉︎【子供のいる家庭の防災グッズ】衣料品の準備のポイントを徹底解説!

知ってほしいこと
元こども服パタンナーのハナです
元こども服パタンナーのハナです

災害はいつどこで発生するかわかりません。子供がいる家庭では、子供の安全を守るためにも、防災グッズをしっかりと準備しておくことが大切です。

こちらの記事では、子供がいる家庭の防災グッズ準備のポイントを、特に衣料品を中心にご紹介します。

下の図のような大まかな防災グッズのリストは様々なメディアで紹介されているので、解説は割愛します。

私の専門分野は衣服なので、防災グッズとして用意しておきたい衣料品について詳しく解説していこうと思います。

防災リュックに入れておきたい衣料品

子供は大人の二倍汗をかくとも言われているため、着替えも多めに入れておきたいところですが、リュックに入る量には限りがあります。今回ご紹介するアイテムをうまく取り入れてなるべくコンパクトに揃えましょう。

速乾素材のもの…衛生の面でもなるべく取り替えたほうが良いのが下着です。被災している最中、洗濯が難しいときも多いでしょう。そんな時は、速乾性のある素材やメッシュ素材のものが大活躍します。手洗いでもすぐに乾いてくれるのはありがたいです。

おりものシート…女性用のおりものシート(パンティーライナー)を子供のパンツにも貼っておくと、汚れた時にシートを取り替えれば清潔な状態を保つことができるのでオススメです。

ロングTシャツ…重ね着や着替えとして何かと使い勝手の良いアイテムです。

フリース…冬の避難所は寒いことが多いです。洗っても乾きやすいのでできれば入れておくことをオススメします。

長ズボン…災害時には怪我や虫刺されを防ぐためにもなるべく肌を露出しない方が良いため、オールシーズン長ズボンをオススメします。

ウィンドブレーカー…コンパクトに折りたためるものが多いので用意しましょう。急な雨風にも対応できるので、あると安心です。

カッパ…ウィンドブレーカーがなければ、ビニールガッパでも良いでしょう。ビニールなので風を通さず、中に服を着込めば十分防寒着にもなるでしょう。

小さくたためるダウンジャケット…冬場はあるに越したことはありません。余裕があれば入れておきましょう。

…災害時は玄関から避難できるかわからないため、窓などから避難する場合を考慮して靴を入れておきましょう。サンダルやスリッパではなく歩きやすいスニーカーをオススメします。

靴下…長時間歩くことになった時、素足に靴ではすぐに靴擦れが起きてしまいます。肌の露出を防ぐためにも、くるぶし丈よりふくらはぎ丈のものを入れておきましょう。

軍手…冬は防寒にもなりますし、災害時は何が落ちているかわからないので手の怪我を防ぐためにもあると安心です。

帽子…昼間に徒歩で避難するようなことがあれば、夏場は熱中症のリスクも上がります。つばの付いた帽子で紫外線を防ぎましょう。あご紐も付いていて小さく折りたためるアウトドア用の帽子がオススメです。

タオルキャップ…水は使えて頭を洗うことができてもドライヤーがない。という時などにあると便利です。余裕があれば入れておきましょう。吸水素材でできているため、ハンカチとしても使えて便利です。

ヘアゴム…髪の毛の長い子にとっては必需品。場所もとらないので多めに入れておきましょう。

大きな布…赤ちゃんの時に使っていたおくるみや大判のストールなどがあれば入れておきましょう。防寒はもちろん、避難所での目隠しとしても使えるのであると便利です。

分量が多いロング丈のスカートやワンピース…着るためではないので大人のもので大丈夫です。こちらは避難所などで着替える時の目隠しとして使います。プリーツスカートやギャザースカートなど、とにかく分量が多く、暗い色がオススメです。

ガーゼハンカチ…ティッシュが無くなってしまったらハンカチで代用しましょう。タオル素材より乾くのが早いので洗って何回も使えます。

圧縮袋…衣料品はどうしてもかさんでしまいます。圧縮してなるべくコンパクトにしてリュックに入れましょう。しかし、一回開けると膨らんでしまい再度圧縮するのが大変なので、全てを一つにまとめてはいけません。なるべく分類して複数の圧縮袋を使うと良いでしょう。

ミニ裁縫セット…限られた服で生活すると服も傷みやすく、穴が空いたり破けたりすることもあるでしょう。簡単な修理なら手縫いでできるかも知れません。余裕があれば入れておきましょう。

毎年確認してほしいこと

子供は成長が早いので、年齢によって防災リュックの中身を変えていかなければなりません。定期的に点検して災害時に備えましょう。

半年でサイズアウトしてしまうことも多い子供たち。洋服のサイズ確認は必須です。普段と同じか少し大きめがオススメです。

いざ避難!となっても靴がきつくては歩けません。しっかり確認しましょう。

新品の服や靴を入れておくわけでもないので、湿度の高い場所に防災リュックを置いておくと、中にカビが生えるかもしれません。定期的にリュックを開けて換気するか、通気性のある素材のリュックにしましょう。

さいごに

衣料品は、災害時に子供の体を守る役割を果たします。特に、地震や台風などの災害では、雨や風、寒さ、熱などから身を守ることが重要です。災害時に子供が快適に過ごせるよう、衣料品にも配慮して防災グッズを用意しましょう。

災害はいつどこで発生するかわかりません。そのため、日頃から防災について考え、備えをしておくことが大切です。

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