こんにちは。元こども服パタンナーで二児の母のハナと申します。
こどものパジャマ、どんなものを選んでいますか?
まだ小さいうちはお腹が出ないようにと腹巻き付きのパジャマを買う親御さんも多いかと思います。
しかし、この腹巻きってすぐに伸びてしまいませんか?早いと三ヶ月くらいでウエストが緩くなってきませんか?
伸びてズボンが落ちてきてしまったら腹巻きの意味がないですよね…
こちらの記事では
●パジャマのズボンの腹巻きが伸びてしまった
●腹巻きの締め付け具合だけだと緩そうだ
●腹巻きが伸びてしまったけど、来年下の子にも着せたいからまだ捨てたくない
という方のために、元こども服パタンナーのhanaがウエストにゴムを通す簡単なやり方を画像を交えて解説していきます。
なぜ腹巻きはすぐ伸びてしまうのか
腹巻きを伸ばしてよく見てみてください。
すると、細い糸が横に渡っているのが見えると思います。
これは、ゴムなんです。正確には伸縮性の高い糸と言った方が良いかもしれません。
そんな細いゴムが何本も編み込まれているため、伸びたり縮んだしするのです。
そして、ゴムというのは細ければ細いほど弱くて劣化しやすいです。
毎日トイレに行くたびに何回も脱ぎ着して、洗濯して…とやっていればこの細いゴムが少しずつ痛んできて縮む力が衰えてくるのです。
ですから、腹巻きズボンはワンシーズンもてばいい方なんて言われたりもしますよね。
下の子にお下がりしたいし2〜3年くらいは着させたいなら、腹巻きズボンではなく太めのゴムが通っている普通のズボンを選んだ方が良いかもしれません。
元も子もないようなこと言ってしまいましたが、それでも腹巻き付きパジャマの需要って結構高くて、お店に行ってもよく見かけますよね!
だから腹巻きが伸びてしまって困っているママさん・パパさん、一緒に解決していきましょう!
子供のパジャマのズボンの腹巻きが伸びたら、どうすればいい?
答えは簡単!腹巻きにゴムを通せば良いのです。
簡単なので一緒にやっていきましょう♪
まず、用意するものはこちら。
・伸びた腹巻きズボン
・ゴム(幅2.0cmくらい)
・ハサミ
・ゴム通し
・針
・糸(隠れるので何色でもオッケーです)
ゴム通しがなければ安全ピンなどで代用しましょう!
それでは手順です。
①腹巻きの内側に穴を開ける
ここで注意してほしいのは、表側も切ってしまわないようにすることと、穴を大きくしないことです。穴の大きさはゴム幅の半分もあれば十分です。
②ゴムを通す
ゴム通しにゴムを挟んで留めたら、先ほど開けた穴に入れてウエスト一周通します。
通せたら、普段着ているズボンのウエストに長さを合わせて、縫い代分をプラスしてゴムをカット(縫い代は1cmずつあればオッケーです)
③縫い代を重ねてゴムを縫う
縫い方はなんでも大丈夫ですが、初心者の方にもやりやすいので、画像のように両端をぐるぐる巻きながら縫うやり方をオススメします。
最後に玉留めして糸をカットします。
④ゴムを穴の中に入れて終わり
腹巻きを両手でビヨーンと何回か伸ばすと自然にゴムが穴の中に入っていきます。
穴は塞がなくても大丈夫ですが、間違って大きく切ってしまった場合は塞いだ方が良いかもしれません。
これで完了です!
簡単でしたか?
このひと手間で来シーズンもズボンが履けますね!
下の子にお下がりもできますね♪
最後に
腹巻きはどうしても、普通のゴムズボンに比べると伸びてしまいがちですが、このように復活させることもできるので、ぜひ試してみてください。
今回はゴムを縫って留めました。
この【縫う】という作業が苦手な方のために、針と糸を使わないやり方もあります!
ゴムの強度は少し落ちますが今回のやり方よりも更に簡単なので、興味のある方はそちらも見てみてくださいね!
もっと簡単な修理方法はこちら!
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最後までご覧下さりありがとうございました。
これで少しでも腹巻きズボンが長く着られるといいですね!
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